年が明けて数日たったある日、会長からメールが来た。
それは、あるメンバーのクラブ追放会議のお知らせである。
1.そのメンバーとは?
私が去年の5月に見学したとき、クラブのメンバー数は5-6人しかいなかった。
別のクラブに比べてやけに人数が少ないと思ったが、
逆に参加しやすいと思って、このクラブに参加することに決めた。
ところが、この30年以上の歴史があるクラブで、コンテスト地区優勝も何回も決めているクラブだったりする。
このクラブがこんな状態になったのは、ここ1年のことだという。
前会長が就任してから、一気にメンバーが抜けていったそうだ。
そう、今回の追放対象は"前会長"である。
2.私の印象
私は5月の見学時にこの前会長に会っている。正直、そっけない印象はあったが、「追放」などという仰々しいことをする必要がある人には思わなかった。
だが、クラブのメンバー数は1年で27人から6人と減っており、尋常ならざる現象だ。
3.Toastmasters Internationlにおける追放の規定
Toastmastersは80年の歴史があるだけに、過去にも類似のトラブルがあったのだろう。(アメリカだから、想定して文書化していたのかもしれないけど)
ちゃんとメンバー追放のマニュアルがある!!
その手順は、
(1)役員会で追放の議決を可決する。
(2)該当するメンバーに書面で追放の議案が可決されたことを通知
(3)追放の検討会を開催する。
今日はこの(3)である。
4.今日の進行
なお、通常のスピーチと異なり、赤が出ると同時にスピーチ終了である。
30秒のロスタイムは無い
(1)該当するメンバーによる抗議のスピーチ(青:5分、黄色6分、赤7分)
(2) 質疑応答(青2分、黄色2分30秒、赤3分)
(3)該当するメンバーによる最終スピーチ(青1分、黄色1分30秒、赤2分)
(4)採決
5.感想
具体的な内容はConfidentialなので、書かない。
もちろん私はこういう経験は始めてである。アメリカのTIでも滅多にあることでは無いのだろう。この件については、会長はToastmasters Internatioalの上にも問い合わせた模様だ。
日本のクラブではこんなこと、絶対無いだろうなぁと思いながら、会場を後にしたのでありました。